こどもNISA
来年1月から「こどもNISA」が新設される予定です。
最近、ニュース等でも「こどもNISA」について、取り上げることも多くなり、注目度も増しています。
以前、NISAについては、コラムとして取り上げたことがあります。(コラム(スピンオフ)第8回)その中で「こどもNISA」についても少しだけ触れさせていただきました。
通常のNISAとは何が異なるのでしょうか?
そこで、今回は、「こどもNISA」について概要を説明していきたいと思います。
金融庁はNISAの現状と問題提起として、以下のようなことを掲げています。
①NISAの抜本的拡充・恒久化等に伴い、若年層を含め、幅広い世代や所得階層にわたってNISAの利用が広がっている。
②NISAの普及をさらに進め、これから資産形成を始めようとする若年層や高齢層などを含め、あらゆる世代の 長期・安定的な資産形成を支援するためには、対象商品の拡充を含め、NISAの一層の充実を図る必要がある。
また、概要としては
①次世代の資産形成を促進し、長期・安定的な投資を通じて、大学進学等、成人後のライフイベントに伴う必要資金を備えられるよう、つみたて投資枠の年齢要件を撤廃し、0~17歳の間の年間投資枠及び非課税保有限度額を設定する。
②12歳以降において、子の同意を得た場合にのみ、親権者等による払出しを可能とする。
(金融庁の2025年12月の税制大綱から抜粋)
NISAに伴う現状の課題等から令和9年1月から「こどもNISA」を含めたNISAの拡充される予定です。
「こどもNISA」は現状のNISAの一部として扱われます。
対象年齢:0~17歳(18歳になると自動的に通常のNISAに移行)
投資対象:つみたて投資(年間60万、非課税枠600万)
投資対象商品:一定の投資信託
運用管理:一定の要件(資金の使途が子のためのものであり、子が払出しに同意したことを示す書面とともに、親権者等(口座管理者)が申出書を金融機関に提出する。)の下、12歳以降は払出しが可
「通常NISA」と「こどもNISA」との違いは、通常NISAには成長投資枠や払い出しに制限がないですが、こどもNISAには、成長投資枠はなく、また、原則として12歳未満では引き出しができません。
こどもNISAは長期・安定的な投資が目的なので、積立投資の投資となっています。
※なお、「こどもNISA」以外の部分についても拡充があります。
株よりもリスクが低いとされる債券を中心とした投資信託の拡充やNISAに係る所在地確認の手続きの簡素化等も税制大綱には記載されています。
